歯が痛い!! 【6つの痛みについて解説】 

皆さんこんにちは。

歯科医師のらぼこです。

皆さんは三大激痛というものをご存じですか?

三大激痛

  1. 尿路結石
  2. 痛風
  3. 歯痛

(諸説あります)

日々診療している中で最も多い訴えが、

”歯が痛いです”

中には受付でうずくまってしますような人もいます。

私たちはこの”歯が痛い”をいくつかの分類に分けて歯の状態を診断していきます。

まずはどのように分類しているのかみてみましょう

痛みの種類

  1. 何もしていなくてもズキズキ痛む
  2. 冷たい水がしみる(痛みはすぐに無くなる)
  3. 冷たい水がしみる(痛みが長引く)
  4. 熱いものが痛い
  5. 甘いものが痛い
  6. 噛んだら痛い

ひとこと”痛い”といっても色々と分けることができます。

この中で最もつらいのはやはり「何もしていなくてもズキズキ痛む」症状となります。

  1. 何もしていなくてもズキズキ痛む

この症状が出ているときは歯の根の中で感染が起こっているときです。

ズキズキ痛むときの歯の状態例

虫歯が大きくなり、神経まで達していることが多い。

夜も寝られなくなるくらい痛むこともありますのですぐに歯医者に行くことをお勧めします。

治療としては歯の中にある神経の通り道を綺麗にする処置が必要になります。これを行う事により、痛んでいる神経を取り除いたり、中の膿を出したりして痛みを取り除きます。

ただし、痛みがひどい場合麻酔が効きづらく治療にかなり苦痛を伴う場合があります。

治療期間としては比較的長くなる傾向にあり、神経の通り道の処置に1ヶ月程度、その後に歯の被せもの(クラウンとかCAD/CAMと呼ばれるもの)を作成するのに半月〜1ヶ月程度かかります。

金額としては治療期間や治療の選択方法にもよりますが、保険自己負担で1万円程度はかかります(痛くなった歯だけの治療料金のみで)。

  1. 冷たい水がしみる(痛みはすぐに無くなる)

比較的症状の軽い状態です。一般的には小さな虫歯や知覚過敏でこのような症状がみられます。

なるべく早く歯医者に行く事により、期間も短く、痛みも少ない治療となります。

治療としては虫歯の場合は悪いところを削って詰め物をします。

知覚過敏の場合は歯の表面にお薬を塗ったり、レーザーを当てるなどの治療を行います。

小さな虫歯は1回で、知覚過敏も1〜3回程度で治療は終了します。

料金的にも詰め物で1000円程度、知覚過敏処置は3回で500円程度と比較的低価格で行う事ができます。

  1. 冷たい水がしみる(痛みが長引く)

冷たいものにしみてから痛みが1〜2分以上持続する場合は、神経近くまで虫歯が到達している場合にこのような症状が現れます。

この状態から放っておくと”何もしていなくてもズキズキ痛む”症状になってしまいますので、できるだけ早く歯医者にかかることをお勧めします。

治療は神経を取らなければいけない場合が多くなります。神経を残せた場合でも神経のかなり近くまで虫歯が進行しているため、治療終了後に痛みが強く出て神経を取らなければならない可能性もあります。

治療は”何もしなくても痛む”場合よりは多少短くなります。神経部分の治療が1〜3回、被せものは半月から1ヶ月程度で、費用はほぼ同じくらいになります。

  1. 熱いものが痛い

熱いもので痛みが出る場合は神経が既に死んでいる状態であることが多いです。神経が既に死んでいる場合は、根の中にばい菌が多くいるため、それらを死滅させるのに時間がかかります。

放っておいた場合は歯茎の部分が腫れることがあり、ひどくなると歯を抜くことになるため早めに歯医者にかかることをお勧めします。

治療は神経の通り道の治療になりますが、中に膿がたまっている場合もあり、通り道の治療期間が長くなる傾向にあります。

治療料金は、神経の通り道の他の治療とほぼ同額程度になりますが、治療期間が長引くと再診料などで治療費が多くなります。

  1. 甘いものが痛い

甘いものを食べたときに痛みを感じる場合は多くの場合虫歯が原因となります。虫歯の程度により治療方法は異なりますが、比較的削って詰めてと1回で終了することが多いです。

虫歯が大きく神経の近くまで進行していた場合は、1週間ほど強い痛みが出ないか経過をみることもあります。

費用としては1本当たり、800〜1000円程度となります。

  1. 噛んだら痛い

噛んだら痛い場合はいくつかの場合に分かれます

  1. 歯周病が進行している
  2. 根の先に膿が溜まっている
  3. 歯に強い力がかかりすぎている

歯周病が進行している場合は歯周病の治療をしつつ、かみ合わせの調整を行っていきます。歯周病の治療については後日に別途書かせていただきます。

根の先に膿が溜まっている場合は、神経の通り道にばい菌がたくさんいる状態ですので通り道を綺麗にする処置を行います。”熱いもので痛みがでる”場合とほぼ同じような治療となります。

歯に強い力がかかりすぎている場合はかみ合わせの調整を行ったり、マウスピースを作成することが多いです。

マウスピースの作成は保険診療で行えますので(スポーツ用は保険ではできません)、概ね3000円程度で作成することができます。

※上記の値段については1本の歯の保険の治療料金になります。その他、レントゲンや歯周病治療などで他に料金がかかると思われます。

本日は、痛みでどのような治療になるのかをお届けしました。

皆さんなるべく小さな症状のうちに歯医者にかかることをお勧めします。

『小さな症状を見逃さない!!』

これが一番大切になりますので心にとどめておいて下さい。

まとめ

  • 軽い症状
    • 冷たい水がしみる(痛みはすぐに無くなる)
    • 甘いものが痛い
  • 重い症状
    • 何もしていなくてもズキズキ痛む
    • 冷たい水がしみる(痛みが長引く)
    • 熱いものが痛い

軽い症状のときに早めに治療する!

最後に注意事項です!!

本日説明した内容は一般的な治療内容ではありますが、レントゲンや肉眼所見など様々な要因を総合的に判断する必要があります。かならずかかりつけの歯科医院で正確な診断をしてもらって下さい。また、歯科治療は一人一人オーダーメイドの治療となります。患者さんの要望などにより一般的ではない治療を行うこともあります。

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