【実はこんなに怖い】 歯周病はどんな病気? vol.2

皆さんこんにちは。

歯科医師のらぼこです。

先日のvol.1では、歯周病とはどのような病気なのかを話しました。

本日は、vol2として治療法や予防方法についてお話しさせていただきます。

本日のメニュー

  1. 歯周病はなぜ怖いの?
  2. 歯周病とはどのような病気?
  3. 歯周病の治療方法は?
  4. 歯周病の予防方法は?
  1. 歯周病の治療方法は?

まずは歯周病の流れについて簡単にみておきましょう

  1. 歯周病の検査を行う
  2. 歯垢や歯石の除去を行う
  3. 再度検査を行う
  4. 深いところにある歯石を取る
  5. 再度検査を行う
  6. まだ悪いところがあれば外科的な処置を行う

状態により途中で終了となりますが、これが大まかな流れとなります。

では、次に少し細かくみていきましょう。

  1. 歯周病の検査を行う

図のように器具で歯と歯茎の間の隙間(ポケット)の深さを測ります。

3mmまでが正常範囲となります。それ以上の場合は、歯茎が腫れていたり、歯槽骨(歯茎の骨)が溶けている指標となります。

  1. 歯垢や歯石の除去を行う

歯周病はまず歯垢や歯石が歯に付くことで起こります。つまり、歯周病の治療はこれら細菌の塊を除去することから始めます。

皆さんも一度は歯医者で行った事があるとは思いますが、超音波で歯石を除去するのがこれに当たります。

  1. 再度検査を行う

歯垢や歯石を除去したことにより、どの程度歯茎が良くなったのかを確認します。

このときに全ての歯でポケットが3mm以下、歯茎に腫れや出血が無ければ歯茎は問題なしとして終了となります。

このとき、ポケットの深さが4mm以上のところがあった場合はポケットの中に歯石が残っている可能性が高いため次のステップに進みます。

  1. 深いところにある歯石を取る

歯周ポケットの深い部分の歯石を写真のような器具で取り除いていきます。痛みを伴う場合もある為、麻酔の注射をして行う場合もあります。1回に行う本数は2~4本程度ずつ行っていくため歯周病が進行している場合は時間がかかる処置です。

  1. 再度検査を行う

深いところの歯石を取り除く事ができたら再度歯周病が良くなったか評価していきます。

この段階では4mm以上のポケットが残っていたとしても歯茎に出血や腫れがみられないときは定期検診でクリーニングしながら経過観察していくこともあります。

  1. まだ悪いところがあれば外科的な処置を行う

深いところの歯石を取り除いても歯茎の腫れや出血が治まらないときは歯茎の部分にメスを入れて処置する”歯周外科”を行う事があります。

歯周外科の目的はいくつか分かれており

  • 歯周外科の目的
    • 見えやすい状態で歯石を取る
    • 歯茎の骨が無くなった所を再生する
    • 歯茎の形態を良くする

などがあります。

保険診療でできるものもあれば、できないものもあります。詳しい話はまた別の機会を設けて行おうと思います。


以上が歯周病の治療の流れになります。

”歯周外科怖いな〜”と思う人が多いと思いますが、そこまでにならないことが大切です。そのためにはやはり予防が必要になります。

  1. 歯周病の予防方法は?
  • 毎日の歯ブラシ
  • 定期的なメインテナンス

予防のメインはやはりこの2つになります。

デンタルフロス

毎日の歯ブラシですが、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用するようにして下さい。歯の側面を磨いただけでは歯と歯の間の汚れをうまく取ることはできません。

お口の中の状態により使用した方が良いデンタルフロスや歯間ブラシの種類が異なりますので、かかりつけの歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に相談することをおすすめします。

また、デンタルリンス(洗口剤)を使用することも有用です。デンタルリンスの選び方はCPC(塩化セチルピリジウム)配合のものを選ぶようにして下さい。お口の中に漂っている細菌(浮遊性細菌)に対して効果があります。

定期的なメインテナンスは大きな問題が無い状態では3ヶ月に1度をお勧めしています。3回目の検査で4mm以上の深いポケットが残っている場合や、時々腫れるところがある場合には毎月メインテナンスに来ていただいている場合もあります。

”毎月歯医者に行くとお金かかるし、面倒くさいな”と思うかもしれませんが、メインテナンスをしないで歯が悪くなった場合は痛い思いをして、長い期間治療がかかり、金額も高額になるという三重苦になってしまいす。

このブログを見て下さっている皆さんが健口であることを願っております。

まとめ

・歯周病治療の基本は歯垢と歯石の除去

・歯周病予防は毎日の歯ブラシと定期的なメインテナンスが重要

・メインテナンスをサボるとお金も時間もかかる

軽い症状のときに早めに治療する!

最後に注意事項です!!

本日説明した内容は一般的な治療内容ではありますが、レントゲンや肉眼所見など様々な要因を総合的に判断する必要があります。かならずかかりつけの歯科医院で正確な診断をしてもらって下さい。また、歯科治療は一人一人オーダーメイドの治療となります。患者さんの要望などにより一般的ではない治療を行うこともあります。

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