歯の予防 vol.1 【歯磨きについてこんなこと知ってますか?】

皆さんこんにちは。

歯科医師のらぼこです。

皆さんは”未病”という言葉はご存知でしょうか?

未病とは健康な状態から病気へと向かっていっている状態のことを言います。つまり病気になる直前の状態です。

“予防かな?”とも思いますよね?

『予防』は健康な人に行う病気にならないようにする行動であり、『未病』は病気として症状が現れる前の状態という違いがあります。

どちらも大切な考え方ですが、本日は健康な状態を維持する『予防』のお話をしたいと思います。

本日のメニュー

  1. 歯の予防の基本とは?
  2. 歯ブラシの選び方
  3. 歯ブラシの行い方
  1. 歯の予防の基本とは?

歯の予防の基本は2つです。

  1. 歯磨き
  2. 定期検診

毎日のお口のケアを行いながら、定期的に歯医者にいき“病気や未病の状態になっていないか?”のチェックや普段できていない部分のクリーニングを行うことが基本となります。

定期的に歯医者に行っていても日常的なお口のケアができていない場合は、歯医者で毎回治療するべきところを指摘されることになります。

逆に毎日のお口のケアができている場合は、歯医者に行った時に治療の必要性を指摘される場合もありますが、ケアがしっかりとできている場合には問題ないこともあります。しかし、普段のケアでは届かないところで虫歯などになる可能性が高くなりますので、定期検診も重要になります。

  1. 歯ブラシの選び方

お口のケアを行う際には歯ブラシの選び方も重要になってきます。歯ブラシの選び方のポイントは以下の3つになります。

歯ブラシ選びのポイント

  1. 歯ブラシの硬さ
  2. ヘッドの大きさ
  3. 毛先の形状

歯ブラシの硬さ

歯ブラシの硬さは基本的には一番柔らかいものを選ぶのが良いと考えています。

柔らかい歯ブラシでも充分な清掃効果を出すことはできます。硬い歯ブラシでは歯茎を傷つけてしまう可能性があるためあまりお勧めしておりません。

ヘッドの大きさ

ヘッドの大きさは奥歯の磨きやすさに関係してきます。男性よりも女性の方が顔が小さいため、大きなヘッドの歯ブラシを使用すると奥の方まで歯ブラシが入らず、磨きのこしが出てしまう場合があります。

特に奥歯のほっぺた側を磨くときに歯ブラシが入らないことが良くありますので、注意が必要になります。

毛先の形状

毛先の形状としては先端が細い歯ブラシをお勧めします。毛先の細い歯ブラシの方がポケットの中に毛先が入り、中の汚れを外に出すことができます。

太い毛先だと奥深くまで毛先が入らずに汚れを取り除くことがあできない場合があるため細いものにしましょう。

  1. 歯ブラシの行い方

歯磨きでの注意事項は3つあります。

歯磨きの注意事項

  1. 歯ブラシの動かし方
  2. 歯ブラシの力加減
  3. 歯磨き粉は必要?

歯ブラシの動かし方

歯ブラシの動かし方

歯ブラシの動かし方の基本は“歯と歯茎の間を磨く”ということです。

また、歯ブラシの当て方は図のように斜め45°で当てるのが基本となります。その状態で図の右のように歯に並行に動かします。

歯ブラシの動かす大きさは歯1つ分横に小刻みに動かし、これを20回行います。そして横に1歯分動かしてまた、20回小刻みに動かします。

歯ブラシの力加減

歯ブラシの力加減は150~200 g程度が適切になります。

でも、自分の力加減が何 gかなんて分かりませんよね?

そこで、歯ブラシの毛先を手の甲に押し当ててみて下さい。このとき、押した部分が白くなります。この白くなる程度の力加減が大体150~200 gとなります。

やってみると”え?こんなに弱い力でいいの?”と思うかもしれませんが、そのぐらいの力が適切になります。

電動歯ブラシについて

”電動歯ブラシ使っているのですがいいですか?”

患者さんからよくこのような質問をされます。

私は電動歯ブラシをお勧めしています。電動歯ブラシは私たちが行うのが難しいくらい細かな動きをしてくれるため適切に使用できれば通常の歯ブラシよりも効果的だと考えています。

しかしながら、適切に使用しないとせっかくの細かな動きが無駄になり、磨き残しが多くなってしまいますので注意が必要です。

電動歯ブラシではこの動き方はしない

これは普通の歯磨きの行い方ですが、小刻みに20回動かす動きは電動歯ブラシは自動で行ってくれるので行いません。電動歯ブラシは歯ブラシのヘッドの部分をゆっくりとずらしながら使用します。

具体的には、1本の歯のところでいったん止まって電動歯ブラシが20回程度動くのを待ちます。20回程度動いたら、1本分横にずらしてまた20回動くのを待つという具合に磨いていきます。


本日は歯磨きのやり方について解説しました。

歯磨きの時に使う歯磨き粉やフロス(糸ようじ)などの清掃補助器具についてはまた別の機会に説明させていただきます。

まとめ

  • 歯の予防は歯磨きと定期検診
  • 歯ブラシはヘッドが小さく、毛が柔らかく先が細いものを選ぶ
  • 歯ブラシは細かく動かして歯と歯茎の間を掃除する
  • 電動歯ブラシは正しい使い方をすれば有用

軽い症状のときに早めに治療する!

最後に注意事項です!!

本日説明した内容は一般的な治療内容ではありますが、レントゲンや肉眼所見など様々な要因を総合的に判断する必要があります。かならずかかりつけの歯科医院で正確な診断をしてもらって下さい。また、歯科治療は一人一人オーダーメイドの治療となります。患者さんの要望などにより一般的ではない治療を行うこともあります。

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